vol.5「マクベスの妻と呼ばれた女」

「第四回通し稽古」BY元山留美子

元山

本番2日前の今日、
初めてヘアメイク、衣装を着けて通し稽古をした。
芝居がどんどん悪い方に落ちて行く事を感じた。
台詞も違和感を感じたものは、後のダメ出しで全て的中した。

私は初めてだからと、衣装のせいにした。
だから、崩れたんだと落ち込んだ。
でもそれは単なる自分の準備不足だと先生に指摘され、
私は、自分が何かに理由をつけて
妥協して済ませてしまおうとしていた事に、
その時初めて気が付いた。そんな自分が恥ずかしくなった。

2日後にはお客様を迎えようとしているのに、
そんな事にも気付けない自分がとても情けなくなった。
だからと言って、こんな事にも気付けない未熟者だから仕方ない、
と逃げるわけにはいかない。
来て頂くお客様に失礼すぎる。

本番まで自分ができる事はまだあるはずだ。
その事から目をそらさずに、初日を迎えたい。

 

「第三回通し稽古」BY柳川好子

yana

そろそろ小道具つくりの日々から脱出か?!
あぁこれで「○○を殺してやる」とか
「稽古場自殺してやる」とか思うことなく、
やっっとお布団で寝たばっちりの体調と健やかな心で稽古に望める!
いやっほーい!!

ってもう来週が本番?ほんとに?
待って~、もうちょっと、待って~って言っても、
時間は昨日買ったドライアイスのように無情にも消えていく。
誰か、1週間はもつドライアイス考えてください。

今日は、衣装の福原さんが
とっても素敵な衣装を持ってきて下さった。嬉しい!
通し稽古はスタッフさんが勢揃いで本番さながら。
ううん、常に本番を思わなきゃ。

明後日はここよりひとまわり大きい稽古場へお引っ越し。
そこからはものすごいスケジュール、らしい。
今までに輪をかけてノンストップ、になるだろう。

はっはっはっ、殺人と自殺を考えたんだ、怖いもんなし!
ど~んとこいだ!!

 

「たたき」BY細尾康夫

ほそ

今回の芝居もやっと大まかなセットが出来た。
タタキも5回目ともなると、
僕自身も大分慣れてきて一つ一つの作業が早くなったけど、
やっぱり失敗する事が結構あったりして
なかなか思うようには行きませんでした。
もっと早く、そして正確にと思えば思う程失敗してしまいます。

そんな時、回りの人、特に女性陣がフォローしてくれました。
ありがたいなぁと思いつつ、いやいや、
もっとこういう時こそ男である自分がしっかりしないとと思いつつ
コツコツとセットを作りました。

後、今回は機械をたくさん使わせてもらいました。
今まで舞台監督の青柿さんや宮崎さんがやっていた
機械での仕事をやらせて頂いたのは
すごくうれしかったのと同時にそういう仕事をまかされた以上、
絶対失敗しないぞという責任感もありました。

こういう気持ちを忘れず、劇場でのセットの立て込みでは
女性陣を引っ張るつもりでやっていきたいと思います。

 

「通し稽古」BY野々山恵梨

野々山

通し稽古の前日はバイト三昧だったけど、
今日の通し稽古の事を考えるだけで胃がキリキリと痛みを覚えた。
毎度の事ながら第1回目の通し稽古の結果は最悪・・・。
体は力むし、台詞はぶっ飛ぶし。
次のシーンが分からなくなるし、
階段に躓いてすっころびそうになるし・・・。

全然役としてそこで息づけなかった。
頭の中でダメだしされたところが駆け巡り、
野々山としてそこに立ってしまった(後悔)

初めて顔を合わせる、照明の大野さん。
いつもお世話になっている音響の山田さん。
いつもの稽古場にはない顔ぶれが2人いるだけで
こんなにも空気が変わるなんて・・・。

緊張で喉が渇く。
声がかすれていく感じがする。
そしてあっという間に通し稽古は終了した。

今日はすぐに解散をしてしまったので、ダメ出しは無し。
次の稽古日が凍りつきそうで恐ろしい(滝汗)
1回出されたダメを確実に消化しないと、間に合わない。

いい舞台、いい芝居、いい演出、いい演技、
全てが欲しい強欲のままに明日も稽古に立ち向かう。

「立ち稽古」BY岡島直子

岡島

とうとう立ち稽古です。
それまで台本を手にしていたのが
なんだか手持ち無沙汰な感じがしてしまいます。
読み稽古でさえ、最低限できてるかできてないかの所で
もがいていたのに立ちに入ると、
もう以前ダメ出しされていたことまで
全然できなくなってしまいます。
原因は、私の場合は体を使い切っていないというのは
頭ではわかっちゃいるんですが…。

今日の稽古も、ここ苦手だなあと思っていた所で
何度もつまづいてしまい、
焦れば焦るほどさっぱり訳がわからなくなって、もう悪循環です。

この真夏、稽古場は冷房が効いている筈なのですが、
私には効果なし、もう汗だくです。
どうにか自分で感覚を掴んで、前に進んで行かなきゃいけません!
ハイテンションでぶっ倒れる位に頑張ります!

おかげでこの夏は痩せられそうです…。

「荒立ち稽古」BY若松一隼

若松

初めてCANの舞台の稽古に行った時は、
すごい緊張してなにするんだろう、
なにするんだろうとか、なにしたらいいんだろう
という気持ちでいっぱいでした。

今は、その緊張もすこしずつ取れてきて、
楽しくなってきました。
CANプロの舞台は、前回と前々回と見に行っていて、
なんかその舞台に立つと思うと、
不思議なのと、うれしいのと、緊張する気持ちがあって複雑です。
だけど立つからには1つ1つ頑張っていきたいと思っています。

今度は、見る側じゃなくて、見せる側なので
一生懸命やりたいと思っています。

「稽古初日」BY伊東祥平

伊東

キャスティング、顔合わせが終わって三週間、
とうとう本格的に稽古が始まりました!

今回から参加させていただく僕にとっては
何もかもが初めてのことでとても新鮮だった。
稽古場に入った瞬間から緊張感が伝わり
終始ノドが渇きっぱなしでした。
それから時間が過ぎていくうちに自分の準備不足を思い知らされ、
まわりの皆さんの凄さに圧倒されながら
稽古初日はあっという間に終わってしまった、という感じでした。

今から本番まで二ヶ月ちょっと、たくさん壁にぶつかると思うけど、
なんとかくらいついていけるよう頑張ります!!

 

「キャスティング・顔合わせ」BY香月絢交

香月香月

いよいよスタートです。
CANプロデュースvol 5のキャスティングが
7月4日に行われました。
新たなメンバーを交えたキャスティング!
久しぶりに大勢集まった稽古場はやっぱり迫力がありました。

読み合わせは毎回の様にいろいろな役を読みながら始まり、
5回目もなると先生がみんなにいろいろな役を読ませる事が
私達の中でも楽しみの一つです。
「始めに読んだ役にはならない」とか
「読んでない役に決まる」とか
各自の考え方や先生の考えの裏を考えてみたり、
それぞれがどんなキャスティングになるのか
ワクワク・緊張していたことでしょう!

本格的に稽古に入るまでのこの時期が
何も悩まず台本を読む事が出来るんです。
今回も女性陣が多いので、優しい男性陣にとっては
今まで以上にうるさい稽古場になるかもしれません!
男性陣の力強いパワーで稽古場を引っ張っていって下さい。

今年の夏も泣いたり、笑ったり、激しい夏になりそうです。