vol.10「ジュリエットたち」

「最終通し稽古」BY元山留美子

通し4

代々木に移ってからの稽古は、新たに感情を発見する事が多く、それによって良くなる事、返って悪くなる事があり、お客さんにとって何が良い芝居なのか、それを見失ってはいけないと、改めて感じました。私のやりたい事とお客さんが見たいものは違う。分かってはいるのに、スイッチが入ってしまうと抑える事が出来ずに、何度も失敗をしてきました。芝居の良し悪しなどわかりません。芝居の面白さはどこにあるのか…年数を重ねる度に辛い事が増える私には、見つけるにはまだ時間がかかりそうです。

 

「たたき」BY中島さとみ

たたき2

たたき1

たたきです。はい。この日が来ちゃいましたね。て事は、公演まで約一週間に迫って来ちゃったワケで・・・。
巷では何だか天気がめちゃめちゃ良くて、こんな日は外をぷらぷらしたい気分一杯だけど、稽古場で小道具造りに精を出すのさっ♪
チクチク縫って、ペタペ塗って、トロトロ溶いて。1つ1つ出来上がっていくのってヤッパリ良いもんだなぁ~♪♪
あ~こんなのも造れちゃうんだぁ~って、発見もすしね。
途中で大道具にも参加。シャーッと切って、ベタっと貼って、ダッカンダッカン打って。

これ家に1つ欲しいなぁ~って物が出来上がる。
縁側に置きたいね。うん。庭狭いけど。

微力ながらに参戦した大仕掛けが形になった時は、本当に感動もの!
いや~真っ先に頭に浮かんだのはドリフだった。ドリフ世代の自分としては嬉しい限りだな~。
さすが10回公演っすね!!

 

「第三回通し稽古」BY香月絢交

通し3

毎日、気持だけがバタバタ~ドダドタ~そして気が付くと時間に追われていて少しも落ち着いて行動していない様に思います。やらなければいけない事が沢山あるはずなのに何からやればい~のやら。そんな状態で第三回目の通し稽古を向かえてしまった。着替えや準備もイライラしながらで、通しが始まってるのにどうでもいい事に気がいってしまい、集中力が続かなかった。あ~こんなことで本番は大丈夫なのかしら?本番が恐い~。反省すべき事や、やり直すこと。あ~あんなに時間があったはずなのにどうしてもっと前に余裕をもってやっておかなかったのか!やっておけば良かった~。
(ToT)いつもいつもギリギリになって焦る私です。(>д<) 稽古だけに集中出来る時間も残りわずか。貴重な通し稽古で何か感じるチャンスが多いはずなのに、必死になって体に力が入り声も響かない。
体がリラックスする事って大事だなぁ~と改めて感じてしまった。これから本番まではもっとバタバタ、イライラするだろから、集中力を切らさないで本番に挑みたいと思っております!

 

「たち稽古終盤」BY伊東祥平

終盤

今回の稽古場日記は口にあんこをつけてた伊東がお送りします!まったく野田クリスタルさん(通称クリちゃん。まあ誰もそう呼んでませんが…。)の妄想族っぷりには驚かされましたが、そんな話は置いといて、あと二週間です!!

そうです、本番まであと二週間を切ったのであります。つい最近まで花粉で鼻がムズムズしていたのに、まったく早いもんです。あーっ、時間が足りない時間が足りない時間が足りない時間が足りない時間が足りない!あと95回書いても書き足りないくらい時間が足らんのです。まだまだまだやりたい事、やらなきゃいけない事がたっくさんあるのに。とにかく一日が短い…。正直あとプラス20時間希望って感じです。
まあそんな事言っててもしょうがないんで、今できる事を精一杯やるしかないんです。

とにかく体調を整える事、リラックスをする事、全てを感じる事を大事にしてこれからの二週間ちょい、千秋楽まで生きて行きたいと思っておるわけであります(‘◇’)ゞ

 

「第二回通し稽古」BY細尾康夫

通し2

今回のお芝居の稽古もいよいよ、初めて本番用の衣裳を着ての通し稽古をやった。といってもまだ決まってない衣裳の人もいたりしたんですが、僕の場合は細かいところを除いてはほぼ決定なのでその事を感じながら通し稽古に臨みました。僕は汗をすごくかくのですがやはり通し稽古も、衣裳が厚着のせいなのか、はたまた緊張のせいなのか、滝のように汗が出て初めて着た衣裳が汗で湿っぽくなってしまいました。稽古場でこれだけ出てたら本番で照明の下でやったらどれだけ汗が出るんだろうと思います。なにせ一年中汗くさい男なので借り物の衣裳に臭いが染みつくのではないか、とそんな事を心配しつつ通し稽古の内容を思い出しています。やっぱり通し稽古というものは最初から最後まで通すので色々感じる事があります。また今回は裏方もやる事がたくさんあり、頭の整理に忙しいです。たまに頭の整理が追い付かず失敗する事もありますが・・。今回の通し稽古でも何個かやってしまいました。でもこれで落ち込むのではなく前向きにとらえて本番にはきちんとした形でお見せできるようにしたいです。いよいよ大詰め。ここから更に更に上昇してお客様と共にいい舞台が作れればなと思います。

 

「立ち稽古中盤」BY野田クリスタル

中盤

今回CANプロデュースに初めて参加させていただく事になった野田クリスタルです。お芝居初挑戦です。宜しくお願いします。
立ち稽古も中盤戦に突入し、緊張感が高まってきました。この前の通し稽古がうまくいかなったせいか、稽古場はかなり殺伐とした空気が流れています。
新参者で右も左もわからない僕は毎日不安と緊張で一杯です。だいぶ疲れてきました。

しかもこの前差し入れで頂いたタイヤキが自分の分だけ無く疲労はピークに達しました。

ただそんな時、同じ出演者の伊東さんが僕の肩をポンと叩き「頑張りましょう!」と笑顔で声をかけてくれました。いつも伊東さんは優しくしてくれます。ただおもいっきし唇にアンコがついていたのでとても殺したかったです。
そんなこんなで本番までもう時間がありません。しかし焦るだけでは何も始まりません。台本をしっかり読み、自分の役をもっと研究する。やれる事をやるだけでもかなり変わってくるはずです。
次の通し稽古は必ず成功させたいと思います。
とりあえず僕は出演者の方々と早く馴染めるようになりたいです。

「第一回通し稽古」BY吉村玲子

通し1

やっとお日様が照って、暖かくなってきましたね。どーも、吉村玲子です!今日は通し稽古、スタッフさんも揃ってるとゆうことで、やはり緊張します。ただただ焦って力が入っていた気がします。全部を通すとゆう事は普段の稽古とは違い、流れの中で何かを掴むチャンスなのに私はそのチャンスを無駄にしてしまった。
そして、私の役に重要な合気道!…とても悩まされてます。しかし、私は今まで技の事ばっかりで、それをカバーする大事な部分を忘れていた…。
そんな中、いつもお世話になっている劇団の芝居を見に行きました。その劇団の芝居には毎回エネルギーを感じる。今の私に足りないものだった。テンションを上げること、その中で何を感じ、どう動きたくなるのか、一番大事な事を抜かしてました。
残りわずかの稽古、あれこれ考えずにテンション全開で行きます!!

 

「立ち稽古序盤」BY郁天杏子

序盤

立ち稽古も序盤戦に突入。今回はセットもかなり凝っていて舞台の転換も激しい事が予想される(詳しい事は劇場で)。完全なセットを組んでの稽古から逆算すると本当に時間が無い。一日も無駄には出来ない!ハズ。
それはわかっている。わかってはいるのだが…。
気持ちばかり焦って、肝心のテンションと身体が稽古仕様に出来上がっていないまま稽古に臨み、そのせいで稽古の進行を遅らせてしまうと言う、何ともお粗末過ぎる失態をしでかした。マズイと思う気持ちが更に空回りをさせる。
気ばかり焦って、何か大事なモノを見過ごしてしまっているのかもしれない。日常の本当に些細な心がけ一つでも改善されるものもあるかもしれない。
限られた時間だからこそ冷静に行動しなければと思う今日このごろである。

本番まで1ヶ月と少し、皆様をお迎えするべく全身全霊で稽古にあたります。
御来場心よりお待ちしております。

 

「たち稽古初日」BY奥村そら

立ち

遂にやってまいりました!

前日の半立ち稽古の勢いをそのままに、勇んで臨んだ立ち稽古初日。本読みと半立ち稽古で体の中を探ってきたものを、台本を離していよいよ自由に解放するとき!…と、そうは問屋が卸さないのが私の現状なのです。

動くべき時には動けず、動こうとすれば無駄な動きばかり。思うように身体を使うことの出来ないもどかしさに、自分の身体の周りに硬い鱗が積み重なっていくような感じがしました。

これじゃダメだ!テンションが下がってるぞ!そう言い聞かせて奮起しようとするものの、どんどん自分が小さくなっていくのがわかります。もう一種のホラー体験。なんだ、この鱗は!

身体が動く順番を正しく自分のものにするための階段を、私は一段飛ばしで駆け上がろうとしていたようです。そんな簡単な筈ないじゃないか!もう一度、階段の一番下からやり直しです。

今回私の役は着物を着ているので、稽古場でも着物を着付けての稽古。着付けと所作の難しさに、改めて自分の未熟さを痛感している次第です。

そうはいっても、悲観なんてしてる暇はありません。限られた時間をとにかく凝縮して、最高のものを作らなくては!大好きなこの作品の成功を信じて疑わないのは、そのための努力を惜しまない覚悟をしてここに立っているから。

ううぅっっっ!やるしかない!

 

 「荒立ち稽古」BY岩元絵美

荒立ち

稽古に入って一週間。台本を持っての半立ち稽古が始まりました。
今まで読み合わせで作ってきたものを、セットを想定しながら実際に動いてみる。
それが作られていく様を見るのは、非常に楽しいです。自分の出ているシーンは、また別だったりしますが・・・。

今回私が頂いた役は、これがまた難しい。
本来ならば一番上手い方がやる役だそうです。
ただし、私は「本来」ではなく「例外」なわけでして・・・。
ならば、「本来」になってやろうじゃないか!!という所存でございます。
今はまだ、思うように動けず、しゃべれず、生きられず・・・でもあがくいて行くしかないのです。

今後「ジュリエットたち」はどうなっていくのでしょうか!?
はじめ台本を読んだとき、これは面白い!と思いました。きっと良い舞台になるに違いない!・・・と思いたい!!
後は役者次第です、本当に。はい。
良い舞台をお見せできるよう、一丸となって頑張っていきたいと思います!

 

「稽古初日・本読み」BY堀田志穂

読み

とうとう稽古が始まりました!まずは本読みです。一番最初の台詞とあって、緊張のせいか手には汗が…そのせいでうまく台本に書き込みが出来ず、字がバラバラで読みにくいことこのうえない感じなんです!自分の字も読めないいなんて本当に恥ずかしい限りですよ。こんなことに気が行ってると、案の定ダメだしが増えてきちゃいまして、集中集中のはずが逆に慌ててしまい私っていったい…。
そんなこんなで慌てていたことが功をそうしテンションは上がりましたが(笑)しかし、そのテンションも空回りで自分をコントロールするのも一苦労でした。刻々と時間が過ぎる中で前に進めない稽古が、苛立ちと焦りを招き始めダメだしも上手く対応できない状態に…あぁ~どうすれば!そう思ったと同時に、テンションが下がって来たことに気が付きました。自分のからに閉じこもり始めた証拠です。私の悪い部分が出てきちゃいました~。でも、こんな風に早く?気付く事もできて良かったと思うこともありますが、まだまだです!これも日々精進ですね。

 

「キャスティング・顔合わせ」BY杉山久美子

キャス

三月四日(日)晴れ。襟元のファーが完璧に必要のない暖かい陽気。今日は、我が劇団が第十回を記念する、五月公演『ジュリエットたち』のキャスティング発表・顔合せが行われた。
十二時半、スタジオ開場。と同時に、役者達が一斉に集まる。すぐに、それぞれ稽古準備。本番当日の緊張感にも似た空気だ。
会は、定刻の十三時より数分早く始まった。 劇団内の報告・連絡事項が終了。十五時。シーンとした中、演出が役名と役者名を告げる。仮の本読みが始まった。台詞を話す役者はもちろん、そうでない役者も台本と真剣に向き合った。途中、選手交替しながら、1時間と少し、それは続いた。役者が替わると役の人物像が変わって映った。終了後、ちょっと一息、休憩が入った。その後、前回公演のDVDを観る。空気が少しほどける。そして一転。キャストが発表された。演出家の顔を凝視する人、俯いている人、まな板の鯉の人、様々だった。発表後、直ぐにキャストによる読み合せ。最後に演出から各々指示を頂く。途中で役者変更も有り得るとの事だった。恐ろしい。それから、今日は少しのサプライズもあった。巻き髪の背の高い男性が、新団員になった。うちの代表は我らを驚かすのはお手のものらしい。
二十時過ぎ、居酒屋に場所を移し、全員で乾杯。成功を祈願する。全力投球の戦いが始まった。