卒業生の声

[2011年2月卒業]
卒業、果てしもなく寂しくて、果てしもなく嬉しい矛盾な響き。この響きがこんなにも早く届いてくるとは夢にも思わなかったです。平成23年度をもって、私イムジェホンはスタジオCANを卒業いたしました。

4年前、大学入学と同時に入り、大学卒業と同時に卒業する事になったスタジオCANは、大学生活で最も大切な時間を与え続けてくれました。それは、気付きであったり、反省、練習、学びや夢など本当に多くのものです。最初入った時の志は日々大きくなるばかりでした。そして、卒業した今になっては夢に向かう道しるべとして存在し続けています。

実は、大学卒業とともに兵役関係などで帰国する事になり、しばらくスタジオを離れざるを得なくなりました。しばらくの間、日本を離れ、CANを離れる事がすごく寂しく感じます。こう思えるのも、毎回を真剣に取り組んだからこそなのかも知れません。

そしてなにより、スタジオCANの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。基礎の基礎から演技や役者としての生き様を教えてくださった先生、時にライバルであり時に同じ道を歩む仲間としてともになったレッスン生・劇団の皆様など、感謝の言葉は絶えません。これからも演劇と言う媒体の上ずっとつながり続ければと思います。
本当の勝負はこれからだ.がんばります!!!ありがとう。(0014)
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[2010年2月卒業]
とにかく何かを掴みたくて始めたCANのレッスン。

CANでは、実に様々なことを教えていただきました。
体操から始まり、発声、滑舌、話法、対話劇まで・・・
芝居はもちろんですが、一番学んだ事は「役者とは」という精神論です。

レッスンは厳しいものでしたが、続けて良かったなと心から思います。
捨てるべきものをなかなか捨てられず、凝り固まった頭でしか物事を考えられない私に、根気よく付き合ってくれた先生には感謝しています。
正直まだ捨てきれてはいなかったりするのですが・・・

なので、卒業といわれてもピンと来なかったりもしています。
役者の修行に終わりはありません。
でも、やっとスタートラインに立てた気はしています。

CANで教わったのは基礎の大切さ。
どんな時もそれを根底において、これから進んでいきたいと思います。(0013)

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[2010年2月卒業]
全カリキュラムを修了して、卒業という事で、この文章を書くにあたって今までのレッスンを思い返してみました。

やはり一番大きいのは『基礎の重要さ』です。
発声、話法、体の使い方…etc
今までのレッスンもそうだし、これから先も役者として生きていく限り、この事は絶対意識しなければならないと思っています。
そして、自分自身の研究も怠らないように。
自分という人間はどう見えているのか、客観的に自分を観察する必要もあります。
どんな仕事であれ、舞台に立つという事は常に人(お客さん)に見られているという事です。
人に見られているという感覚の中で、物事を分かりやすく伝えなければならない。声の響き方、体のキレイな見せ方。
これらはすべて基礎的な事ですが。一番大事な事は、この基礎だと思います。
そこから派生してセリフなどかあるのだと思っています。

CANでは、徹底的に、しっかりした基礎指導が受けられました。
そして、役者というのは、どう生きていかなければならないのか。教えられました。
まだまだ未熟な僕ですが、レッスンを通して、未知の自分を発見する喜びをかみしめながら、成長していきたいと思います。(0012)

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[2009年2月卒業]

卒業!先生から卒業証書を頂いた日~こんな日が来るとは思ってもいませんでした。そして、こんなに長い期間CANで続ける事が出来るなんて本当に自分でもビックリしました。

何年か通い出すと、ただ、レッスンに行くだけ、 カリキュラムが進まない(そりゃそうです!何も努力しないんですから~)こんな時期は何度も挫折し、教えて頂いている言葉さえ耳に入りませんでした。全くやる気が起こらない私にも先生は変わる事なく、根気よく教えてくださいました。
本当に諦めないで教えてくださった先生の方が頑張った~。感謝しております。

自分へのダメ出し以上に他の人のレッスンを見て学ぶ事は、本当に勉強になります。こんな事に気が付く事にも時間がかかった私です。まだまだ学ぶ事が沢山ありますが、今まで CANで培ってきた土台により磨きをかけて、自分にとって大きなチャレンジ、成長が出来るように取り組みたいと思います。(0009)

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[2007年2月卒業]

初めてCANに入ったときは緊張と顔から火が出る程恥ずかしかったのを覚えています。
それは、他の生徒さんから自分のレッスンを見られることで、今までにそんな経験すらなかったからです。最初の頃は思い切ってやんなきゃと自分に言い聞かせて臨んでいたのを懐かしく思います。まぁ今でもそうなんですが(笑)。

5年という月日はあっという間に過ぎましたが、色々あったなぁ…。
一番の難関は自分の癖や私生活を見直すことだったと思います。
最大限をやれっと言われ始めた頃は、若いときにもっと若者らしく弾けて生きればよかったと何度も思ったし、感情も押し殺さなければよかったと何度も悔やんだのを覚えています。

今では友達とかに会うと、いい意味で何か変わったねと言われることがあります。やっぱりうれしいですよね、そういうこと言われると。でも今だに最大限やれというのは言われます。まだまだ修業が足りない証拠で、そして自分をもっと知ろうとしてないことですね。
レッスンでダメを出されても、まだギャップというのをうまくつかめずにいて、きっと簡単に単純に考えればいいのに難しく考えすぎちゃって、あらぬ方向に飛び出しちゃたりしてよく怒られたりしますが、答えを聞くと以外と本当に単純だったりして、何故か驚くこともしばしば…。

それがチョット分かったのが発表会でした。それは、初めて本番で汗を流したからです。自分でもビックリしました。これから先もきっと色んなことが待ち受けていると思いますが、そんなときはまず初心に帰ることを心がけたいです。あとは自分自身の為にやっているということもです。(0005)

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[2007年2月卒業]

6年です。
スタジオCANに入会してから卒業まで6年かかりました。
私が入会した時に1年生だった小学生が最初の義務教育を卒業すると言うことです。永かった…。
と言っても義務教育と違って後3年も通えば終わりと言うわけにもゆかず、役者を続けてゆく限り修行は永遠に続くのです。

学生時代、私はとにかく勉強が大嫌いで学校の授業が苦痛でした。社会人になって暫くして演劇の世界に足を踏み入れることになり、自分で月謝を支払ってレッスンに通うようになって、科目は違えど初めて勉強するようになったと思います。

これから先もけっしてこの勉強は卒ることなく、頭だけでなく身体全身を使って学んでいかなければならないと思うとちょっと気が遠くなりますが、これから年を重ねていくなかでまだまだ学ぶ事ができる自分はとても幸せなんだと、今は思います。 (0006)

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[2003年7月卒業]

「卒業おめでとう。」
そう先生におっしゃって頂いた時は、本当に嬉しかったです。
CANでの稽古は、一つ一つきちんと思い出せるくらい私にとっては毎回の稽古が印象的でした。

三年間で私が身に付けた事は、少し図太くなった根性と、意地と、それから芝居が好きだという気持ちぐらいです。
先生は沢山の事を教えて下さったのに、私は稽古についていくのが一杯で、きちんと応える事が出来なかったと思います。それでも、そんな私を三年間ずっと稽古して下さった先生には、心から感謝しています。
ありがとうございました。(0001)

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