vol.24「田中さんの青空」
「第四回通し稽古」BY元山留美子
今回「一人芝居」に挑むことで、今までどれだけまわりに助けられていたかを痛感しています。
たった数分の一場面がこんなにも……だとは。
私は今まで、自分の集中力に頼り、つまり「どう転がるか分からない」という実に無責任な芝居をしてきました。しかし、今回はいよいよそうはいきません。何より「技術」を必要とします。
本来ならば「一人芝居」に関係なくそのことに気づくべきことで、過去が悔やまれます。
でも、こんなこと一つ出来なくてどうするんだ! とも思います。まるで凄い運命に立ち向かうかのように錯覚しそうな自分がいますが、とんでもないことです。
だって世の中はあらゆる犠牲が存在し、そして私は確実にその犠牲の上に立っているからです。
のうのうと生きてる場合じゃありません。何が何でもつかんでみせます。
そして誰もが持っているはずの「青空」がどんなふうに舞台上に現れるのか、楽しみに待っていてください!
元山留美子
「第三回通し稽古」BY堀田志穂
毎日、今日は寒いなぁ、晴れたなぁ、雨だなぁ、紅葉が色づいてきたなぁと思いながら稽古に行き。気づけば本番まであと少し!
だんだんと芝居が作り上げられる中で感じること、それはチームワーク。たくさんのパズルのピースがはめられていくかのように作り上げて、最高のものを仕上げて行く!
通し稽古では稽古では分からない色んな事を感じて、また稽古で生かす! そんな簡単な事では無いけど、一つ一つが宝物のように大事な事。
『田中さんの青空』という作品に出会えた事に感謝し、そしてお客様に楽しんでいただけるよう、残り少ない時間を日々精進して行きます!
銀座みゆき館劇場へ、是非足を運んでいただけると幸いです^o^
堀田志穂
「第二回通し稽古」BY国米貴代美
女5のAの国米です。
本番まで稽古もあと数日しかなくて、稽古場も緊張感で張り詰めています。気を抜ける時なんか少しも無くて毎日が本番だと思わないと間に合いません。
ダブルキャストで本番は3回しか無いので、毎回の通し稽古やゲネプロを大切にして本番でベストな演技を観せられるように、悔いの無いようにしたいです。
やっぱり演じてる時は至福の時で最高!
自分が全然下手クソなのにこんな風に思うのは本当に私はバカか変態なのかも?
最初の読み合わせで最初の通しぐらいのことが出来る様になりたいです。
観にいらしていただけるお客様の為に残りの稽古でもっと面白いものを作れるようにします!
「第一回通し稽古」BY滝沢美音
気づけば稽古期間もあと少し。このまえは通し稽古もあり、稽古場の空気も一層引き締まったように感じます。
この稽古期間中に本当にたくさんの事が起きました。それは決して良い事ばかりではなかったです。でもその分強くなれた気がします。
どんな作品にも当てはまりますが、今回の作品は特に、自分と作品と、対峙しなければならなくて、それがとても心細く、辛いなと感じるときがあります。
けれども台本を読んでいると夢中になっている自分がいて。
とっても素敵な作品なのに自分自身の至らなさや怠惰でそれが伝わらなかったら、観に来てくれたお客さんにほんとうに申し訳ないって。そう思うと、嫌な考えも吹っ飛んじゃいます!
そういえば訳あって、往年の歌謡曲を聴くようになったのですけど、昔の曲はシチュエーションがしっかりしてて臨場感がありますよね。聴いててどっぷりつかっちゃいます。
秋晴れが気持ちの良い時期になりました。一日の稽古前にふと、空を見上げたくなります。
残りあと2週間!! ぜひ『田中さんの青空』を観にいらしてください!!
「小道具制作」BY岡島直子
こういう仕事をしていなければ、知らなかったことが沢山ありました。
芝居をひとつ作るたびに、その役の衣装や小道具、背景となる時代などの取材をするのです。
企業に電話をかけて聞いたり、お店を回ってみたり…。忙しいところをお邪魔するのですから、相手にされないときもあります。当然ですよね。
そんな中でも快く取材に応じてくださったり、資料や小道具を貸してくださったりする方がいらっしゃると、本当に嬉しくなります。
舞台というのは、劇場に足を運んでくださるお客様やご協力してくださる方々のご好意で成り立っていくんだなぁと、今さらながら思うのです。
心から、ありがとうございます!
今回の作品は初めて台本を読んだときは難しいけど面白くて、「凄い!これやっちゃうのか!」 と驚きました。CANプロ史上、異色の作品だと思います。
しかし、やることは常に同じ、誠意をもって取り組むこと。
みなさまのご好意を私たちの熱意に変えて、この素敵な作品をお届けします!
劇場でお待ちしております!
「制作②」BY郁天杏子
毎公演、いつも気になっていることがある。
「この小道具はどっから持ってきたんだろう?」
今回もあるわあるわ。「これ、今の時代にこの形の物、もうないよね?」 とか、逆に「これって、一般に出回ってるものじゃないよね?」 的な物が。
CANプロとしてはいつもと毛色の違う作品ですが、やっぱりそう言った小道具達が散りばめられております。その辺りもご覧頂ければ面白さも倍増。たぶん。
その面白さをより増幅させるため、役者もスタッフもまだまだ試行錯誤してまいりますので、応援よろしくお願いします。
それと風邪、すっごく流行ってます! 皆様、くれぐれもお気を付けになって、みゆき館劇場でお会いしましょう。
「立ち稽古③」BY柴田健一
どうもこんにちは!
いよいよ立ち稽古に入りました! 稽古が始まった頃はまだまだ暑かったですが、今も日差しが強く一面の青空…稽古場に入っても熱気が凄く、夏バテならぬ秋バテになりそうです(笑)秋は一体どこへ??
さて、今回の作品は「田中さんの青空」です。作品名だけでは内容が想像しにくいと思います。台本を読み始めてすぐに魅せられてしまいました! 今まで関わらせて頂いた作品と全く異なるんです! 「コレ凄い!」 この一言に尽きます。
何が凄いのか? それを明かすことは出来ませんが、とにかく今までとは違うんです!
作品の持つ無限の可能性を目の当たりにして、自分一人だけでは絶対に出来ない事をやってるんだと当たり前の事に改めて気付かされました。
本番まで残すところ約一ヶ月。まだまだ出来ることは沢山あります!
何が今までと違うのか? 何が凄いのか? それはぜひ劇場でご確認お願いします!
それでは、また逢う日まで!
「制作①」BY岩元絵美
こんにちは!今回スタッフとして参加します。岩元絵美です。
稽古が始まって、あっという間に一ヶ月が経ちました。
第一段階の目標である通し稽古に向けて、絶賛稽古中といったところです。
本当に、CANプロでは今までに無いようなお芝居なので、通し稽古が楽しみです^ ^
私はというと、今回から「制作」という部署でお仕事をさせていただいています。沢山の方にお芝居を見ていただく為に動く部署です。
今まで関わった事のないような方とお会いする機会もあり、とても新鮮です。
役者陣に負けないように、サポートを頑張りたいと思います!
そんなわけで、これを見てくださっている皆さん!
ぜひ、劇場まで足をお運びいただけたらと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します^ ^
「立ち稽古②」BY竹内怜
何時の間にやら夏は過ぎ、朝布団から抜け出すのが難儀になってきた今日この頃、本番まで大体一月な所まで来ました。
逆に言えば、稽古が始まってから一月が経ったんだと今更自覚してます。光陰矢の如しと言いますが、まさにその通りあっという間でした。
毎公演思いますが、稽古がない時間より稽古をやってる時間の方が早く過ぎていきます。
これはやはり、日々が充実してるからだと思います。
そんなこんなでここまでのひと月で作った物を、残り一月でどうなっていくのか作る側の僕自身も楽しみです。
皆様方とお会いする時には、とんでもない物になっているかもしれません!
みなさん、乞うご期待!!
竹内 怜
「立ち稽古①」BY星川宗
稽古場日記をご覧の皆さん、いつもありがとうございます。
今回、キャストではなくスタッフとして参加させて頂いております、星川です。
未経験のことなので戸惑いや新鮮さを感じつつ、今の自分が出来る最大限のことを模索して、良い作品になるよう陰ながら努めています。
「田中さんの青空」は、はじめて観てくださる方はもちろんのこと、いつも観てくださっている方もとても新鮮に映るのではないかと思います。
稽古はいよいよ立ち稽古へ入り、スタッフとして見ている稽古風景は今まで自分が経験してきたものとは明らかに違っています。
どこがどう違うのかって? それは役者が一人で…おっと、これ以上は本番を観てのお楽しみです!
これから芸術の秋真っ盛り、本番の頃にはもう冬目前ですね。
一人でも多くの方に劇場に足を運んでいただけるよう、残された期間を頑張ります。
何かとお忙しいかと思いますが、ぜひ観に来てください。
「稽古初日」BY笹森聖乃
こんにちは!今回、女1をやらせて頂きます、笹森聖乃です!
今日からいよいよ読み稽古が始まりました!
まだ私は舞台に立つのは今回で二回目なのですが、この読み稽古の雰囲気には毎回緊張しっぱなしです。
台本の読み方や役の作り方など、私は本当にまだまだで、だからこそ今は素直に言われたことを吸収するように心がけています!
「田中さんの青空」、読めば読むほど面白い、私自身出会ったことのない作品です。
この面白さを、そのまま舞台に観に来てくれる方々に届けたいです!
これからまた本番までの二ヶ月、気合いれて走り抜けたいと思います!
「キャスティング・顔合わせ」BY香月絢香
劇団員が待ちに待ったキャスティング・顔合わせ!
キャストメンバーの顔もまだまだ柔らかな表情ですねー!(*^o^*)
ここからですよ!気を引き締めていかないと!
そりゃー全員わかってはおりますが、毎回ドラマがあるんです。
でも、10年20年たってきっとそんな事が懐かしく思えて、嬉しく思う時が来れば最高ですね!
顔合わせのうれしそうなみんなの顔を見ながら、そんな事を感じていました。
今回は新しいスタッフの方にもご挨拶させて頂きました。
何かと行き届かない点が多々あるとおもいますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。(_ _)
今回も観に来て下さるお客様に素敵な舞台をお届けしましょう!
ファイト!
香月絢交