陣野成一(じんのせいいち)

[2013年2月卒業]
ある程度カリキュラムが進んで、発表会にでて卒業と言われても、なかなか自分ではピンとは来ないものでした。

だけどこうやって卒業という区切りで振り返ってみると前は出来ていなかったことが出来るようになっていたり、体の使い方、重心、体幹、見え方、話し方、の意識が無意識でするようになったりしているのがわかる。

基礎ってのは身に付けるまでが大変。そういう意味では卒業とはここでの基礎が染み付いてきた証なんだなって思う。

変な話、正直言えば自分次第でもっと早く卒業できていたのだろうなとも思える。

結局自分が反復をして身につけて次のカリキュラム、反復して身につけて次のカリキュラムという当たり前の努力を単純にしていれば良かった。

もし、この卒業生の言葉を見る機会がある人がいたらこれだけは言える。
「正しい努力だけをすればいい」

言われたことある人も無い人もピンとは来ないだろうけど、本当にそう。
振り返ればこんな簡単で単純で正しいことだった。って思う。

どんなカリキュラム、朗読劇、会話劇でも、どこかに自分のやり方や考え方は混じってしまうと思う。
そっちを主体にしないで欲しい。
習いに来てるんだから教わった枠の中で自分のやり方や考え方が合ってるのか否か。
否ならやり方や考え方を捨てた方がいい。
その重りが先に進めなくしてるから。

だから「とりあえずやってみる」

これは凄く自分を先に進めてくれた考えだと思う。ダメを出来ないから言われたことをとりあえずやってみる。
それだけで案外出来たりするもんよ。

この少人数クラスでちゃんと個人指導で学べる強さ。ちゃんとダメが出てそれを自分で切り開いて成長していく過程を楽しむ。ダメが自分を成長させてくれる栄養になってるということ。

振り返るとなんでもっとやってこなかったか。そんな事ばかり思う。
だからこそ次に振り返ったときにそう思わないように努力をしていくんだと思える。
卒業という通過点を経てそう思う。
頑張ろう、と。(0017)

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