Monthly Archives: 2月 2020

僕がスタジオCANに入会を決めた理由はホームページを開いてすぐの紹介文です。演劇の世界に長く身を置く先生が、時間をかけて磨いた考えは、洗練されてとても普遍的だと思います。演劇を習うことにどこか抵抗感があった自分にとって、その人を感じる文は理解者を得たような気持ちになりましたし、僕の数年を捧げる覚悟を決めるものにもなりました。
僕は今まで小さな劇場で少ない数ですが舞台に立ちました。そこでの稽古中、数えきれないほど、俳優として解決しなければならない問題が起こりましたました。解決しきれないまま次の問題や同じ問題に躓きました。そのたび僕は大きく戸惑って、稽古時間はどんどん過ぎ、一人の俳優に構っていられなく、次へというのを繰り返してきてしまいました。回数を重ねるたびに稽古が怖くなりました。稽古はとても苦しいものになって、問題を解決できない自分の力に何度も落胆していました。逃避もしました。それを何とか克服したい。そう思っての決心です。

ここでなら作品の為ではなく自分のために来ているのでいくらでもトライできます。質問もできます。聞くこと自体が恥のような当たり前なものまで、一からみっちりとやれます。ここでは先生が磨いた正解があります。僕はそれを伝統芸能の型のように、自分に染み込ませていこうと思っています。それが僕には正解だと思うのです。

ストリートな芸術が世を席巻している昨今ですが、物事のアーカイブ化も進み、本当に面白いとはなんなのかを誰もが探しやすくなる次の時代になってきたと思います。
その動きの中で、人が成しえた財産の引継ぎと発展が、一つの正解であることの再発見が起きれば嬉しいです。僕は見つけました。
いつしか継がれた木々から枝葉が伸びて、現実のような、まるで劇的な演劇を作れる人でありたいと思っています。

出身地:栃木県
趣味:人の履く靴
身長:170cm
特徴:開き直る

私はつい最近まで九州の田舎で平々凡々と暮らしておりましたが、ふと『2020年。オリンピックもあるし人生の経験値を上げるために、東京に住んでみるか、、』と思いつき、上京してきた人間です。
流石は東京。学生の頃からの夢であった生の舞台を沢山観に行く事も叶い、劇場で貰えるチラシをペラペラと見ていた時、スタジオCANに出会いました!そして次の日には体験レッスンの申し込みをしていたのです。演じる側の技術を知る事で、もっと演劇の世界を楽しめるような気がして、舞台に立つ役者さん方の内側を知れるのでは…!? と、田舎では出来ない経験を前に、ドキドキしながらスタジオに向かったのを思い出します。

実際にレッスンを始めてみると『演じる』という事の手前には、膨大なテクニックが隠れていたという事が分かりました。人に伝わる表現というものは、正しい発声・アクセントをはじめとした技法を完璧に身に付けているからこそ出来る、と身をもって学びました。
私は先に述べました通り、地方での生活が長かったのでアクセントにかなり苦労しております(笑)。
発音もイントネーションもぼろぼろな私にも、先生はしっかりダメ出しをしてくれます。
まずはやってみる。間違っていたら正しい物を知り、繰り返して身に付ける。ひとつひとつ出来るまで先生に見てもらえるので、確実に変わっていけると思います。
練習をする中で自分自身で変わったなと気付いた点は、耳が良くなった事だと思います。街中を歩いていて聞こえるアナウンスが「これは綺麗な発音だな」と分かるようになりました。こんな風に、自分の中での成長を実感した時、もうただの田舎者ではないぞ…と、心の中で笑っております。

まだまだ入ったばかりで、正しい日本語すら話せない私ですが、しっかり学んで演劇の世界をより深く楽しめるように精進してまいります!興味はあるけど、どうしたらいいか分からないし…と諦めて蔑ろにしていた『将来の夢』が、今動き出したので、あらゆる事を吸収し、努力を怠らず、指導して頂けることに感謝を忘れずに続けていきたいと思っております!
出身地 宮崎県
趣味  観劇、猫と戯れる
身長  153cm
特徴  よく笑い、よく眠る